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徳島県の鳥専門と犬猫往診の動物病院

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症例紹介:金属中毒

放鳥後より嘔吐があり、食欲廃絶を主訴に来院したオカメインコさんの症例を紹介します。
レントゲン検査にて筋胃内に強い不透過性陰影がありました。症状と検査結果より、金属中毒を疑い入院治療を開始しました。
入院後も数日間嘔吐が強く重度の脱水を伴い、体重も急激に減少し、危険な状態になりましたが、徐々に状態が改善し、退院することができました。原因の金属は不明でしたが、金属の溶解がかなり早かったため症状も強く出たものと考えています。
以下のレントゲン写真は治療開始して1日ですがかなり金属の陰影が小さくなったことがわかります。
金属中毒の症状の強さは摂取した金属の種類にもよります。鉛などは特に毒性が強く神経症状などを伴うこともあります。放鳥時に目を離した際の誤食はとても多いです。
皆さんも特に放鳥時には注意してあげてください。

入院初日

入院2日目

入院7日目

退院時の様子 (元気いっぱいになりました!)

永嶋 惇平

2014年4月 日本大学生物資源科学部獣医学科入学 2020年3月 日本大学生物資源科学部獣医学科卒業 2020年4月- 横浜小鳥の病院 勤務中

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