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徳島県の鳥専門と犬猫往診の動物病院

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症例紹介:体表腫瘤摘出

腹部の体表腫瘤を摘出したこのはちゃん(マメルリハインコ)のご紹介です。

昨年の1月ごろから腹部に丸いできものがあり、徐々に大きくなり、出血することもあるとの主訴でいらっしゃいました。確認してみると、腹部の中央に黄色みを帯びた1cm台の腫瘤がありました。一部自咬したのか瘡蓋がありました。

外見状はヘルニアの可能性もありましたが、触診上、可動性がかなり大きく、レントゲン検査、超音波検査、造影検査でも脂肪腫などの体表腫瘤の可能性が高いことがわかりました。

鳥類の皮膚にできる腫瘤

腫瘍としては乳頭種、扁平上皮癌、脂肪腫、脂肪肉腫、繊維種、繊維肉腫、血管腫、血管肉腫などがあります。
扁平上皮癌は尾脂腺の腫瘍や自咬部に形成されることもよくあります。

腫瘍以外には、羽包嚢腫、肉芽腫(細菌、真菌、抗酸菌など)、黄色腫などがあります。
羽包嚢腫は毛引きを繰り返していた部位に形成されたり、黄色腫はヘルニア部の皮膚が黄色に肥厚することなどがあります。

腫瘤は良性のものでも、悪性のものでもサイズが大きくなると、擦ってしまったり、自咬することで出血や傷口からの感染のリスクが出てきてしまいます。

自咬や腫瘤を擦ってしまうことで出血や傷からの感染のリスクがあるため、手術で摘出することにしました。

まずは皮膚を切開し、腫瘤が腹筋などの組織に癒着をしてないか、太い欠陥がないかなど確認します。おおきな癒着はなかったため、血管を電気メスや半導体レーザーで止血しながら摘出していきます。腫瘤の尾側は排泄孔(お尻の穴)の周りの輪状筋に近いところにあったため、その部分を傷つけないように慎重に摘出を進めます。無事、大きな出血もなく摘出できました。

手術後の経過もよく無事退院しました。
お腹スッキリしてよかったね!!

永嶋 惇平

2014年4月 日本大学生物資源科学部獣医学科入学 2020年3月 日本大学生物資源科学部獣医学科卒業 2020年4月-2025年3月 横浜小鳥の病院 勤務 2025年5月 とくしま鳥の病院 開院

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