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徳島県の鳥専門と犬猫往診の動物病院

手術

症例紹介:腹壁ヘルニア

腹壁ヘルニアの手術をしたpinoちゃん(セキセイインコ)のご紹介です。
発情抑制のために食事制限を実施していましたが、途中で腹部が膨らんできたとのことで来院しました。

腹部を確認すると、腹部膨満と皮膚のキサントーマがあり、腹壁ヘルニアの疑いがありました。


レントゲン検査でも腹壁ヘルニアが疑われ、術前検査としてバリウム造影を実施したところ、ヘルニア内に腸管の一部が脱出していることが確認されました。

腹壁ヘルニアの病態(メスの慢性発情が原因の場合)
発情により持続的に腹壁が弛緩し、腹筋が薄く伸ばされた状況が継続
卵管などの生殖器が発達し、腹圧が上昇し、腹筋が断裂
肝後中隔に包まれた、内臓(腸管、卵管、クロアカなど)が皮膚の下に脱出

手術はまずヘルニア部を皮膚を切開し、ヘルニア嚢を露出します。キサントーマ化した皮膚は出血しやすいので電気メスで止血しながら切開します。
次に腹筋の断裂部を確認し、ヘルニア嚢を切開します。
脱出した腸管を戻すスペースを確保するために、発達した卵管を摘出します。
その後腸管を戻し、腹筋の普段部を非吸収糸でしっかり縫合します。最後にヘルニア部のキサントーマ化した皮膚をできる限りトリミングして、皮膚を縫合して終了です。

退院時のお腹は写真のような状態です。

経過もよく無事退院です。
お腹もスッキリしてよかったね!
これからも発情抑制しっかりしましょう!

永嶋 惇平

2014年4月 日本大学生物資源科学部獣医学科入学 2020年3月 日本大学生物資源科学部獣医学科卒業 2020年4月-2025年3月 横浜小鳥の病院 勤務 2025年5月 とくしま鳥の病院 開院

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